ポルシェ カイエンの純正のダイヤモンドカットホイールのガリ傷を4本まとめてリペアしました。今回ご依頼頂いたのは埼玉県戸田市から岩槻市でポルシェを専門的に整備されているカレストスポーツ様です。
自社でポルシェ用の診断機も所有され、積載車も完備されており、良心的な価格でお客様のためになる整備を真面目にしてらっしゃいますのでポルシェに乗られている方はぜひ足を運んでみて下さい!ちなみにポルシェ以外の車種でも歓迎だそうですよ!
とてもかっこいい車ですよね!事前にボディの方にはカレストスポーツ様で磨きとコーティングも行われていて綺麗さに見ていてうっとりです(*’ω’*)
(上記の画像はホイールリペア後です)
今回のホイールは画像の通りダイヤモンドカットホイールで4本とも同じような具合で
リム(外周部)に広範囲のガリ傷がついていました。
このダイヤモンドカットホイールと呼ばれる種類のホイールは表面の銀色部分に旋盤による切削加工が施されており、光の加減によって輝きの変わる独特の風合いを持つホイールです。
最近では国産の主要メーカーでも多く採用されているタイプのホイールです。
今回のように広範囲かつ銀色の切削面に隣接するガンメタ塗装面にもダメージがある場合、再切削によるリペアがおすすめなのですが、今回は納期と費用の問題から「ポリッシュ風塗装」によるリペアを行うことになりました。
「ポリッシュ風塗装」とはダイヤカットホイールの部分修理に用いる施工方法です。
切削加工面に似た風合いを持つ塗料で下地処理で面出しをした部分を塗装する事でぱっと見は傷が分からなくなります。切削加工面に塗装を施すので晴天で透かしてよく見たら分かるのですが、修理したことを知らない人はあまり気づかないと思います。
説明はこの辺で左フロントの施工後の画像を見ていきましょう(‘◇’)ゞ
このようにぱっと見かなり綺麗になったと思います!
下のガンメタ塗装面とポリッシュ風塗装面は別々に塗装しクリア塗装で閉じなければならないため、通常の塗装ホイールより時間がかかります・・・・
洗浄→乾燥→バリ取り足付け研磨→脱脂→ホイール専用アルミパテ→熱乾燥→パテ成型→脱脂→マスキング→プライマー塗装→熱乾燥→塗装前研磨→脱脂洗浄→切削面をマスキング→ガンメタ面を塗装→クリア塗装→熱乾燥(ガンメタ面完成)
→ブツ取り→足付け→脱脂→ガンメタ面を隠してマスキング→ポリッシュ風塗装→クリア塗装→熱乾燥→クリア塗装(ポリッシュ面完成)→ゴミ除去、仕上げ研磨
ざっくりですがこんな工程を経てポリッシュ風塗装の修理は行われます(゚Д゚;)
その他3本全部写真を載せるのは大変なので分かりやすい写真が撮れている右フロントを見ていきます↓
修理前
以下、施工後の写真です。
↑あれだけがりがりだったホイールもここまで傷が目立たなくなります!↓
いかがでしょうか( `ー´)ノ
もちろん切削面を塗装で直している為風合いの変化は無いとは言えません。
当店のこだわりであまり傷の無い中央部の風合いは極力残してなじませるように施工している為、違和感を最小限に傷を修復できていると思います!
リペアは新品の状態に戻す技術ではありませんが交換と比較しかなりリーズナブルに傷を修復し、傷の無い部分となじませるように施工しますので、過度に神経質でない方であればご満足頂けると思います。今回施工したホイールも新品購入となると1本30万円ほどするとのことです・・・・(‘ω’)なかなか購入するのは勇気がいる金額ですね。
私もかなり神経質かつ無駄に正直(笑)なので細部までこだわって施工させていただきますが、ホイールリペア、インテリアリペア共に微妙な風合いの違いが気になる方、オリジナルの状態に強いこだわりがある方は施工をおすすめしない場合があります(‘ω’)できれば施工後は綺麗になったのを見てお客様に喜んで頂きたいですし。
強引に施工を勧めたり、お客様の利益にならない修理はしない方針なので、ホイール修理、インテリアリペアをご希望の方はお気軽にお電話、お問い合わせフォーム、LINEからお問合せ下さい!
価格に関するお問い合わせはお電話では受け付けられませんので、施工希望個所の見やすい画像をお問合せフォーム、LINEから送っていただけると助かります。